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会社にとってお金とは? 資金の概念

今回は財務会計(報告目的会計)の記事ではなく、「資金」について書いてみました。

会社では「経理」というよりは「財務」という役割で、資金繰りをやっている方にとっては当たり前のことかもしれません…

ここでは、一般の方を対象にコーヒーブレイクとして、そんなものかとコラム的に読んでいただけたらと思います。投資の息抜きとして。

資金管理は会社にとってとても重要です。なぜなら、資金は人間でたとえるなら血液であり、止まってしまったり、必要なときに不足すると、会社が倒産してしまうからです。

それではその「資金」とはどのようなものでしょうか。

①現金としての資金
資金をもっとも狭くとらえると、「現金」ということになるでしょう。ここで、現金とは何かと言えば、一般的には紙幣と硬貨ということになります。しかし、会計基準では、現金は手許現金と要求払い預金(当座預金、普通預金など)をもって現金であるとしています。

②現金同等物としての資金
会社は、換金性の高い資産を保有しています。その一部を現金同等物とみなして、資金に加えることがあります。現金同等物は、会計基準によれば3か月以内の短期投資である定期預金等をあげています。

会計基準では①と②をキャッシュとして扱っていますので、まず投資家はこのキャッシュの流れや残高を投資の判断材料に使うことになります。

③運転資金
実務では、運転資金といえば棚卸資産+売上債権-仕入債務であるとすることも多いようですが、この概念はあいまいで、会社によってまちまちです。

運転資金の範囲をどこまでとするかは会社の業種、信用力なども影響するため個人投資家が判断するのは難しいかもしれません。過去の会社のファイナンスから、推定逆算して、その会社がなにを「資金」と考えているかを予測することは可能ですが…いずれにしても、テクニックがいります。

投資家のみなさんには会社を見る目を養っていただきたいですが、まずは①+②の資金をみてみるのがいいかもしれません。

上場会社は有価証券報告書という成績表を発表していて、その中に「キャッシュフロー計算書」という報告書があります。この報告書は①+②を「キャッシュ」として表しているため、特に追加で計算することなく情報が得られますので、こちらを見てみるのもよいでしょう。機会があればこのブログでももう少し説明したいと思います。
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テーマ : 会計・税務 / 税理士
ジャンル : ビジネス

tag : 会計

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Author:仙人
大手監査法人出身。数多の会社を監査し、粉飾決算事例を数多く分析。業務として財務数値の分析、将来予測を長年経験してきたことを生かし、株式、債券、不動産投資の研究を続けている。アナリストには分からない現場レベルのリスク分析に自信をもっている。

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