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監査調書捏造事件

私が監査法人に入所したばかりのころの話ですが、みるからにボンボンの一年先に入所していた先輩Tという人がいた。

彼はKO大学卒で、家が建設会社を経営しており、私とほとんどかわらない新人の位置付けではありましたが、地味でダサい優等生タイプの先輩会計士に気を遣うこともなく、ブランドスーツやLOUIS VUITTONのバッグ、ロレックスといったいでたちで輝いていました

彼の輝きはとどまることを知らず、遠方の子会社や支店の往査にBMWでいったりしていました。もちろんクライアントの駐車場にはダサい営業車や、従業員の車でも国産車しかなく、私も新人だったため、「大丈夫か!?」と思って、必要以上に恐縮していました。

20歳以上年上のクライアント担当が「先生、いい車ですね」などと少しばかりの嫌みを聞くときもありましたが、彼は「安い車ですよ」などと言って、一蹴していました。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのあった彼ですが、私は彼の仕事の引き継ぎもやっていたのであった。まあ引き継ぎといっても、彼の過去の監査調書を参考に監査をするだけではあるが…

この「彼の調書を参考に監査をすること」がとてつもなく恐ろしいということをその時の私には知る由もなかった。

とある化学メーカーの監査でのこと。私は前の年に彼がやった調書を手がかりに、会社の担当者に質問や依頼をしていた。

ふと気づくと、なにやら担当者が怒っている。まあ、1日おいて違う作業でもするかと、別の仕事をし、その日は終わった。

事務所でTがいたので、「なんかあのクライアント話が噛み合わないですよ。去年どうやって監査したんですか?」と愚痴ると、彼は「やってないよ」というので、「でも調書ありますよ」ときくと、「想像で造った」と信じられないことを言っていました。通常、監査法人の年次の低いスタッフは前の年の真似事をするので精一杯なのだが、彼は次元が違うのである。「仙人よぉ、お前はめちゃくちゃ頭いいし分かると思うけど、監査法人にいるやつら無能と思わんか?」

たしかに私も半年間は情報収集に明け暮れていたが、それも過ぎると全容が理解でき、正直、それほど頭がよくない人が多いなと感づいていたが、だからと言って、職務放棄はよくない。

彼とは次元が違うのでこの件はなんとかこっちで取り繕うことにしたのである。
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テーマ : 会計・税務 / 税理士
ジャンル : ビジネス

tag : 会計士事件簿

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Author:仙人
大手監査法人出身。数多の会社を監査し、粉飾決算事例を数多く分析。業務として財務数値の分析、将来予測を長年経験してきたことを生かし、株式、債券、不動産投資の研究を続けている。アナリストには分からない現場レベルのリスク分析に自信をもっている。

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